2015年08月01日
category : 福耳通信 @三宅 真弥お好み焼き「千房」社長の中井政嗣氏は中学卒業後、乾物屋へ丁稚奉公し、金銭出納帳を付け、給料にほとんど手を付けずに独立を目指して貯金しました。
独立6年目で、それまで借りていた店の明け渡しを求められ追い詰められたとき、預金が80万円しかなかったにもかかわらず、無担保で3,000万円の融資を受けることができました。融資した信用組合の理事長は、「道で拾った10円までが、金銭出納帳に克明に記帳してあったので、この人だったら大丈夫」と判断したそうです。
ここから「千房」1号店がスタートし、いまやFC展開や、国内のみならずハワイなど海外に進出するまでに成長し、直営店三十数店舗だけで60億円を売り上げるまでになりました。
中井社長はこれまで600人を超える従業員に、毎月、毛筆で書いたメッセージ付きの給料袋を渡しています。「毎月大変ですね」と言われると、「みなさん、朝、顔を洗って歯を磨くのが大変だと感じますか。幼稚園のときは大変だったかもしれませんが、今ではなんでもないことになっているはずです」と答えるそうです。
中井社長から「継続は力なり」という言葉を思い出しました。記帳は忘れずに日々行いましょう。
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三宅 真弥
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