2013年07月18日
category : スタッフBLOG @新倉 美千子こんにちは!新倉です。
最近涼しくなってきたと思ったら、また今日から蒸し暑い日となりそうですね。
体調管理には気を付けたいものです。
さて、子供の小学校で蚕を飼っており、帰宅すると家に持ち帰り飼育するのですが、ムシャムシャと桑の葉を食べる姿は結構可愛いものです。
(○地さん、○谷さんこの画像で気分を害したらすみません。)
よく食べるので、せっせと桑の葉を摘んできては与えていました。
もう繭を作り、蛹になったのですが、野生の蚕っていないな、と疑問に思い、ちょっと調べてみました。
カイコは家蚕(かさん)とも呼ばれ、家畜化された昆虫で、野生には生息しない。またカイコは、野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物として知られ、餌がなくなっても逃げ出さないなど、人間による管理なしでは生育することができない。カイコを野外の桑にとまらせても、ほぼ一昼夜のうちに捕食されるか、地面に落ち、全滅してしまう。幼虫は腹脚の把握力が弱いため樹木に自力で付着し続けることができず、風が吹いたりすると容易に落下してしまう。成虫も翅(翼)はあるが、体が大きいことや飛翔に必要な筋肉が退化していることなどにより、飛ぶことはできない。
羽化すると、尾部から茶色い液(蛾尿)を出し、絹糸を溶かすタンパク質分解酵素を出して自らの作った繭を破って出てくる。成虫は全身白い毛に覆われており、翅を有するが、体が大きいことや飛翔筋が退化していることなどにより飛翔能力を全く持たない上、口吻が無いため餌を取ることは無い。交尾の後、やや扁平な丸い卵を約500粒産み、約10日で死ぬ。
なんと、家畜化されていて、野生では育たないんですね。
蛾になっても、飛べない、食事もとれない、卵を産んで死んでしまうとは驚きです。
家畜と聞いて代表的なのは牛、馬、羊などが思い浮かびます。ここで家畜の定義です。
「家畜(かちく)とは、その生産物(乳、肉、卵、毛、皮、毛皮、労働力など)を人が利用するために馴致・飼育している動物を指す。」
人間は自然の恵みを受けて生きているということを改めて感じました。
愛情をもって育て、また感謝していただくことがせめてもの恩返しですね。
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新倉 美千子
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